インドでラーメン作り
まずはじめに。
インドでは美味しいラーメンは食べられない。
地域によってはラーメン屋があるが、それは日本で食べられるような『ラーメン』ではなく『ラーメン風』な食べ物でしかない。
麺は乾麺だし・・・チャーシューは鶏肉でパサついてるし・・・スープもコクがない。その上、高い料金を平気で取ってくる。
とある日本食のお店で食べたら、麺を直接スープで湯がいたのでは?というものが出てきた。
麺は粉っぽく、ヌルヌルしていてまずくてとても食べられない。
その点、プネのクレイジーヌードルのラーメンは素晴らしい(また出た、プネ贔屓 笑)
昔懐かしのラーメン屋で出てきそうな野菜たっぷりの五目ラーメンって感じ。
ここも乾麺だけど、300ルピー前後だったかな?値段も許せる範囲。
麺より野菜が多くて、一人で食べたらお腹いっぱいになってしまうくらい。
インドでは珍しい、しいたけも入っている。
スープも日本人好みだと思う(日によってコショウが効きすぎ等のブレはあるが…)
これが唯一、私たち夫婦が許せる『インドのラーメン』
しかしながら大好きなプネのクレイジーヌードルにも行けなくなってしまい、ラーメン大好き夫婦はラーメン人生のどん底にいた。(大げさすぎな…)
先日、タイでちゃんとしたラーメンを食べることが出来たり、私は一時帰国ですすってきたのでまだ耐えられるが、夫はそろそろ限界なのではないか?と心配になり、実は日本で買ってきていたのだ。
生ラーメン。(要冷蔵のやつ)
年々クオリティが上がって来ていて美味しいよね!安いのに!
この日『日本らしいラーメンを作って夫に喜んで貰おう』と思い、朝から仕込みを行うこととした。
1. 味玉を作る
6個で税込200ルピーもする超高級卵を2個、茹でていく。
本当は安い卵が欲しいのだが、どんなに曜日をずらして行ってもパッキング日が古いものしか置かれておらず、新しいのは毎度この高級卵のみ。
店側がわざとやっているに違いない。
そんな思いを抱きながら、水から10~15分位茹でていく。(※インドの半熟卵は危険)
めんつゆにゆで卵を浸し、数時間置きに転がす。
2. 豚(チャーシュー)作り
タイの伊勢丹で買ってきた、ぶ厚い豚肉があったことを思い出し自然解凍しておく。
長ネギ(Leek)の青い部分・キャベツの芯・ニンニク3カケ・生姜スライス・酒を入れて水から煮ていく。途中、アクを取る。
一時間煮た後。
本当はタコ糸(無いので普通の糸)で縛ろうかとも考えたがめんどくささが勝り、2~3時間は煮たかったけど、思いのほか昼寝が捗ってしまい煮始めるのが遅かった…。
その後、醤油・みりん風調味料・調理ばさみで雑に切ったニンニク・大量の味の素で『カネシ』を意識したジャンクなタレを作り、そこに豚を投入。1時間漬け込む。
30分おきくらいに裏返す。
歯ごたえが欲しいのでブツ切りに。
余った分は小さめにカットし、タッパーに入れて冷凍保存。
3. 野菜を茹でる、ニンニクを刻む
小さめキャベツ半玉をざく切り・もやしは半袋。
凄い量になってしまった…二人で食べきれるか?(写真撮ればよかった💦)
ラーメンには欠かせないニンニクを刻み、アルミホイルに包んでおく。
4. 麺を茹でる
あとはラーメンの袋の裏面通りに作っていく。麺を茹でたり、スープを作ったり。
湯切りは帰宅した夫にお任せする。
5. トッピングを聞く
「ニンニクいれますか?」
「ヤサイニンニクで。」
みたいな会話をしながら、要望通りのトッピングをしていく。
6. 完成
盛り付け二郎意識ラーメンの完成。
ジャンクだ~~!!!
二人とも大興奮し、写メを撮りまくる(笑)
↑ちなみに本家二郎
味は付属のタレでやったのでもちろん美味しい!笑
豚は歯ごたえがあり、少し味濃いめだったけどヤサイとの相性が抜群!
味玉もよく染みていて美味しかったな~!
ヤサイトッピングなので、上にはセルフカラメして食べる。
(奥の器には先ほどゆで豚を付けてた液が入っており、お好みで掛けて頂く方式。)
↑この液は美味しいので、捨てないで他の料理に使う予定。
麺量がよくみたら一人前110gしかなく(二郎は300gくらいがデフォ)
足りるか心配だったけど、野菜が多かったので十分満腹に!
初めてやってみたけど凄い楽しかった!凄い時間かかった~。笑
日本にいたらチャーシューも煮卵もすぐ買えるから作る必要もないんだけど…インドでは何でも作るのが当たり前になってきますね(;^ω^)
また機会があったらやりたいな~