【続き】インド人のイミグレでゴボウ抜きならぬ200人抜きした話
osakesukikogu-tara.hatenablog.com
↑続きです
とりあえず走って手荷物検査!
トロトロしているおばちゃんらを抜かし、サッサとクリア!
これならいけるかもしれない、と希望を抱いてイミグレへ。
200人ぐらい並んでる。
絶望。
とりあえず入り口の係員に『時間が無いんだけど!』とチケット見せて言ってみた。
「ぽdhgkjsくえkjfpしdgjp!!」
・・・ヒンディー語で何言ってんのか分からんわ。
仕方ないので、長蛇の列に並んだ。
すると後ろから「ちょっと君、時間ないんだろ?」と声を掛けられた。
振り向くとそこには
スーパーハイパーイケメンなインド人が立っていた。
まさに、ドラマでありがちな展開である。
「ええ、時間ないんですよ。」
彼は私のチケットを確認するなり
「並んでいたらダメだ。前に進むんだ。」と言った。
「え?前?列の?」と指をさしながら聞いてみる。
「そうだ、前に進むんだ!!」
今思い出しても最強にかっこいいフレーズだし、イケメンはどこまでもイケメンである。
とりあえず彼の言葉を信じて、ゴボウ抜きならぬ
200人抜きぐらいして列の先頭まで行った。
そして勇気を出し、先頭に並んでいたインド人おじさんに話しかける。
カタコトの英語にも関わらず、私の状況を即座に理解してくれて
「私にはまだ時間がある。先にどうぞ。」
と、自分のチケットを私に見せながら、笑顔で順番を譲ってくれた!
・・・神以外の何者でもない。
丁重にお礼を言い、イミグレもクリア!
そこから最強に走り、残り5分程のところで無事にゲートへ到着!
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ボーディングタイム、予定時刻より遅れてた。30分ぐらい。
「急がなくていい」といった意味、今分かったわ。
てか、チケットに新しい時間上書きしてくれや・・・
まぁでも間に合って本当に良かったです(-_-;)
時間があったので、念のためトイレに行っておく。
全部の個室が閉まっているな~と思っていると
トイレ番のおばちゃんが哀れんだ表情でこちらを見ている。
(走ったせいで)汗だくだし
(走ったせいで)息切れしてるし
完全にトイレ目指して走ってきた超ギリギリな人みたいに思われてる
おばちゃんは英語が話せないのか、身振り手振りと優しい微笑みで
「今、開いていないけどちょっと待っててね。」と表現してきた。
『おばちゃん。違うんです。でも、その気遣いありがとう…』という複雑な表情で私も頷いた。
その後、飛行機に乗り込むもドアが閉まってから1時間近く陸にいることになった。
(滑走路が混んでいるとかで飛べなかった模様)
それなら、そもそもの出発時間を遅らせれば良いのに・・・。
予定より遅れて日本へ到着し、荷物もキチンと受け取ることが出来ました^^
・・・
本当に不幸の連続だったけど、無事日本に帰国出来たのもインド人のおかげです。
インド人、親切心のカタマリ。
大声で言葉を発すれば、周りで見ていた人が「どうしたんだ?」と声を掛けてくれるインド。
これが日本との違い。
日本だったら、自分に声が掛かるまで見て見ぬふりする傾向があるよね。
今回の一件で学んだこと
インドで困ったときは周りに聞こえるくらいの声で話していこう
英語話せなくても、どうにかなるのがインド。
あ、あと
インドでは切羽詰まった時は並ばなくてよい。
↑これ、一番の学び。
しかし、今回の遅延騒動は事前に予知できるものだったので
かなり前から色々と調べていたんですが
とにかく情報が少なすぎて、当日まで全く理解できず本当に困りました。
近々、インドでの乗り継ぎについて記事を書こう…。