たかが28ルピー。されど28ルピー。
とあるショッピングセンター内にある、インドではメジャーな『カフェコーヒーデイ』へ行った時のこと。
レジで注文をし、いつものようにカード支払いしようとすると(こじんまりした店舗)
「現金払いしかできない。メニューを提供した時、席で支払ってもらう。」と言われた。そーか、そーかと席で待つことに。
飲み物が先に来て、その後サンドイッチが来た。
「合計で272ルピーです。」レシートを見せられる。
「(細かいの無いわ)ごめんなさい。500ルピーしかない。」
「大丈夫です。お釣り持って来ます。」
こんな感じで店員は奥に戻っていった。
戻ってくるなり「はい、お釣りです。」
渡されたのは、200ルピー。
…ん?足りてないよね?しかし平然と帰っていく店員。
「ちょっと!」とやや大声で呼び止める。周りのインド人もこちらを見ている。
「なんで?」お釣りの200ルピーをまじまじと見せる。
店員は何か言っているが、私は英語が分からない。
多分「細かいのないんですぅ~」って言っているんだろうけど、そんなことは通用しない。
なぜなら私が来店した際、彼女はレジのお金を数えており、その時触っていたお札がオレンジ色をしていた(=10ルピー札)のを私はしっかり見ていたのだ。私の後には客は来ていないから確実にあるよね。
仮に『硬貨が無い』っていうならまだ理解できるし許せる(20ルピーのみ持ってきて「残りの8ルピーは無い」っていうなら分かる。てかその気持ちでいた。)
でも28ルピーはあり得ない!!
それに『カードが使えない店』ということなら、他店に比べて小銭はあるはず。だからそんなウソは通用しない。
私はスマホで電卓画面を出し「500-272=228」を見せる。そして「28。」と強く言った。
すると、彼女はレジの方へ戻って行った。
私は食事に手を付けず、腕を組んでじっと前を向いて待っていた。
すると戻ってきた彼女の手には30ルピーがあった。
やっぱりあるんじゃん。初めから20ルピー出して8ルピーなくて~と素直に言っていればこんなことにならなかったのにね。
その後、サンドイッチを食べたけどイライラして全然美味しくなかった。
インドでは日本のようにキッチリお釣りを返してくれないことは割とあるけど、今回の店員の行いはあまりにも酷すぎると感じた。
確かに28ルピーというと日本円で50円にも満たない。だから人によっては「たかが28ルピーで・・・」と思うかもしれない。
しかし、インドでそれだけあれば玉ねぎ一キロ買えるんです。要はインドの一般市民からしたらまぁまぁな額。たかが28ルピー、されど28ルピーです。
絶対自分がされたら怒るくせに、それを平然とだまし取ろうとする魂胆が許せない。
『外国人だからこのぐらい大丈夫だろう。英語が話せないから大丈夫だろう。』
↑絶対に許しません!!!
自分がされて嫌なことは人にしないようにしましょうって習わなかったの?
思い返せばカフェコーヒーデイとは相性が悪い我が家。
以前、夫と別店舗行った時も「お釣りない」って数十ルピーとんずらされかけたんだった。夫が強めに言ったらすぐ持って来たけど。
強めに言うと持ってくるってインド人の特性なのかな?わからん。
もう二度とカフェコーヒーデイ行かないと決めたわ。うん、それが正しい。
その後、建物内のビックバザールに行ったんだけど
入り口で警備員に呼び止められ「そのバッグ預けろ。」と言われた。
インドのスーパーでは、大きなバッグやサブバッグは預けなくてはいけませんが、ハンドバックはOKです。
その時持っていたのはポシェットくらいの小さな斜め掛けバッグのみ。
お財布・ハンカチ・ティッシュを入れたらいっぱいになるサイズのやつ。
※もちろん今までどのスーパーでも注意されたことは無いです。むしろこれより大きいバッグ持ってた時だって注意されたことない。
カフェコーヒーデイの一件でイライラしていたこともあり「はぁ!?!?!」とぶち切れモード発動。
「そんなこと言うなら入らないよ!」
ハンドサイン『手をシッシッってやる』をかましました。
そしたら警備員が呼び止めてきました。
ソーリーなんちゃらって言ってたんで、中に入っていいよということでしょう。
こっちが大声出した途端にそうやって意見変えるくらいなら、最初から何も言わずに入れるべきじゃないですか?
結局、インド人は声をあげる人には意見を覆すような気がします。インド人をひとくくりにはしちゃいけないですけどね・・・。本当に疲れます。優しいインド人もたくさんいる反面、残念ながらこういう外国人をバカにして意地悪するインド人もいるのが現実です。
英語が出来る人はしっかり意見を言えるでしょうけど、英語が出来ない人もしっかりハンドサインや態度で『自分は今不快な気持ちになっているんですよ。』 と伝えるのが大切だなぁと思いました。
(なんか作文みたいな終わり方になっちゃったw)