ぐうたらな毎日をお送りします。

~ インド駐在妻編 ~

インドの殺人密造酒。

 

www.asahi.com

 

恐ろしいニュースが飛び込んできた。

インド北部で、密造酒(政府等の公的機関の許可を得ないで製造されたアルコール飲料の総称)を飲んだ人たちが100名以上亡くなったというのだ。

 

密造酒に含まれるアルコールが、メタノールという

主に燃料用に使われるもの(劇薬)だったらしい。

 

・・・

 

インドは酒税がとにかく高い!お酒は高級品。

 

どのくらい酒税が凄いのかというと・・・

 

オーストラリア産のイエローテイルというワインがある。

 

夫が「美味しいけど(スーラ等に比べて)高いんだよね」と言っていた。

1,500~1,800ルピー位(日本円で3,000円位)だったかと思う。

 

 

それが

帰国して日本で見つけたんだけどビックリ仰天。

 


 

 

 まさかの、775円。

 

 

インドで作られているお酒(ワインのスーラやキングフィッシャーなどのビール)は

さすがにそこまではしないけど、お金の無い人にはとても買えるような値段じゃない。

 

私の過去のメモによると、

インドの八百屋では、スイカが一キロ35円で買えており

それに比べ、小サイズの瓶ビールは120~150ルピー(200円くらい)はしていたと思う。(正式な値段は覚えてないけど💦)

野菜は税金掛からないから安い、ってのもあるけどね。

 

 

実際、ドラブジェのお酒売り場に行くと

白人さんとか、お金を持ってそうなインド人しかワインやビールを買っていなかった。

彼らは、なんやかんや話しながら楽しそうに好みの酒を選んでいる。

 

一方で、インド人のおじさんは、

外側の売場で店員に声を掛けて、戸棚から謎の小瓶を一本だけ取ってもらい

ポケットに入っていたくしゃくしゃなルピー札で支払うと、足早に去って行った。

 

 

 

元々貧富の差も激しい国で、貧困層にはお酒なんて絶対に買えないし

 

そもそもインド人は、お酒に対してあまりいい印象を持っていない。

 

私はホテルのレストランでウイスキーソーダ割り(ハイボール)を2杯頼み

ウェイターにドン引きされた経験がある。今でも忘れない。

 

 

話は戻って・・・

 

 

過去にも【密造酒】で亡くなった例はあるらしい。

しかも何件もだ。

 

調べてみると、その中でも驚きの記事を発見した。

 

 

2015年には西部マハラシュトラ州ムンバイで100人以上が飲酒により死亡した。被害者は全て市内のスラム街の住人で、破格な値段で売られていたメタノール入りの酒を飲んだことが原因とされる。販売業者は酒販売のライセンスを持っておらず、50ミリリットルを10ルピー程度で売っていたという。(ネットニュースより)

 

 

10ルピーっていうと、ほぼ野菜の価格と同様であって

先述した通り、お酒は10ルピーで絶対に買えるものではない。

 

 

そこまでしてなぜお酒を飲むのだろう?

 

楽しみたいから?酔っぱらって忘れたいことがあるから?

この時期の北インドの夜は寒いのかな?

だとすれば、体を温める目的なのかもしれないし…

(寒さが厳しい国で、お酒の代わりにガソリンを飲む人がいる(お金が無くお酒が買えない)というのを聞いたことがある)

 

う~ん…

それにしても危険なことには手を出さないのが一番。

 

安すぎるものには、それなりの理由がある。

 

これは日本にいても同じことだけど・・・

 

 

 

 

 

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